
鍵と言えば美和ロック(MIWA)
美和ロック(MIWA)は設立1945年設立、鍵の国内シェア60%を誇る、鍵業界の大手老舗メーカーです。家の玄関や勝手口の鍵を見ると「MIWA」とかかれている住宅も多いと思います。
2000年頃に多発した中国窃盗団によるピッキング被害に対抗すべく防犯対策の商品の開発が進み、現在では国内だけでなく海外50カ国でも売られています。そんな信頼の高い美和ロック(MIWA)の鍵をご紹介!
目次
- 低価格&ピッキングに強いU9シリンダー
- 低価格の理由
- 防犯シリンダーのほとんどは「ピンタンブラー」を採用していますが、MIWA社のU9は「ロータリーディスク」と「サイドバー」を採用しており、こちらの部品の方が安く、低コストで作ることができます。またロータリーディスクは不正解錠であるバンビングでは開けられない作りになっており、防犯性も高いと言えます。
- 耐ピッキング性能
- マスターキーや逆マスターキー、コンストラクションキーが鍵に付いている場合、ピッキングに弱い鍵になってしまいます。U9にもマスターキーの装置は付いているのですが、高いピッキング耐性があり、安心して使えます。
- 防犯性を高めたいならPRシリンダー・PR-Jシリンダー
- PR-Jシリンダー
- PR-Jシリンダーは、PRシリンダーと同じような特徴をもっていますがメインタンブラーとサイドタンブラーの2WAYロータリータンブラー方式なので、PRシリンダーより高い防犯性があります。またもう一つの違いとして、キーが大きく、すり鉢状になっているので鍵穴に差し込みやすい構造になっています。
- ピッキングや破壊に対する高い耐久性を求めるならJNシリンダー
- 美和ロックの電子錠
- MIWA 本締電気錠 AL3Mシリーズ
- 通電により施解錠できる本締電気錠です。標準のシリンダー仕様はU9シリンダーですが、PRシリンダーやJNシリンダーに変更することも可能。キーまたはサムターンで施解錠できます。
- H248や旧型U9の鍵をお使いならすぐ交換を!
一般のディスクシリンダー(ギザギザの鍵)の中でも高性能な鍵が「U9シリンダー」です。この鍵は2000年頃に多発したピッキング被害の代名詞ですが、そこから改良を重ね防犯性の高い鍵となりました。その分他のディスクシリンダーに比べ値段は上がりましたが、ピッキング対応のシリンダーの中では一番安い価格帯の鍵です。比較的耐ピッキングの性能も高い上、低コストで取り付けできるシリンダ ーです。
PRシリンダーはリバーシブルタイプの鍵で、高性能かつ使いやすい鍵です。 ピッキングや低ドリル破壊に強く、耐久性が高いので毎日使う家の鍵には安心のシリンダーです。鍵のデザインはヨーロッパのデザイナーとコラボレーションしたものでフ ォルムも特徴的です。
PRシリンダーより防犯性が高いものをお探しなら!
JNシリンダーはリバーシブルタイプの高性能な鍵です。 斜めピンを採用することでピッキングにも強く、CP認定基準の2倍の 10分以上耐えることが可能です。
取り付け場所に応じ、3つのグレードを選択できます。 ギザギザした鍵とは違い、凹凸がないので鞄に入れていても物を傷つけることはありません。
キーチェンジシステムのJCシリンダーが用意されているので、入居者が変わった場合でもシリンダーの交換は必要なく、前の入居者の鍵を無効にすることができます。
この他にも、お好きなID媒体(FKLカード・KEYMO・楽天Edyカード)で施解錠できる電池式電動サムターンユニット『PiACK』、 AL3Mより耐久性のあるインテリジェント本締電気錠「IEDM」、FeliCaをID キーとして使えるマンション用インテリジェント電気錠iELなど、美和ロックには多くの電子錠がありますので建物や用途にあった鍵を探せます。
現在の日本の玄関鍵の6割以上がMIWA製品ですが、その中に危険な鍵が存在します。それが「H248」と「旧U9(2001年に製造中止)」のディスクシリン ダーキーです。
H248は美和ロック製の鍵の中でも多く出回っている鍵で、現在でも5,500万個以上が使用されています。ピッキングに弱い鍵なので空き巣に狙われやすい鍵です。築15年以上の家は要注意です!
旧型U9は安くて使いやすいことから国内に普及しましたが、防犯性が弱く問題になりました。簡単に鍵を開けられてしまうので空き巣に狙われやすいU9。普及率がかなり高い鍵ですので、一度家の鍵をご確認ください。区別の仕方としては、口金の口径が13mmのものが旧型、11.5mmのものが最新型や改良型です。
これらのディスクシリンダーから防犯性の高いディンプルキーへの交換をお考えなら、鍵屋に依頼することをおすすめします。