ピッキング開錠

ピッキング開錠とは何か?

玄関ドアの内側に付いているツマミ

ピッキング開錠とは泥棒や空き巣が家の中に侵入する際に行う不正開錠のひとつです。玄関ドアや勝手口扉などのシリンダー錠の鍵穴にピックと呼ばれる特殊な道具を挿し、鍵を破壊せずに開錠する方法です。
近年のネットの普及により、業者向けに販売されていた道具が簡単に手に入るようになったことや、ブログや動画などでピッキング開錠の方法が紹介されるようになったことでピッキングに関する技術が簡単に手に入りやすくなっている事が危惧されています。
ピッキング開錠で被害に遭わないようにしっかりと対策を行うことが必要です。

鍵猿のフリーダイヤル 鍵猿のフリーダイヤル

ピッキング開錠を素人がしてはいけない2つの理由

ピッキング開錠をする泥棒のイラスト

ドラマや映画などでよく見る「鍵穴に針金をさしてガチャガチャ」と開けるシーン。あれがいわゆるピッキング開錠であり、簡単に開けられるように見えますが素人が絶対にしてはいけない理由が二つあります。

一つ目は、鍵穴に針金やピンなどをシリンダー内に差し込むと壊れてしまい修理が必要となってしまう場合があるため。
鍵を無くした時に自分で鍵を開けられる方法はないかとまず調べると思います。開錠方法を紹介しているブログを見かけますが、私たち鍵屋からすると大変危険な行為である為、おすすめできません。シリンダー内部のピンの配列等の知識がなければ、内部の部品を壊してしまったり、針金が詰まって抜けなくなる事があります。自分で開けようとすると修理代もかかってしまうかもしれませんので、開錠はプロの鍵屋に頼むのが一番いいでしょう。

二つ目は、ピッキング用の道具(ピッキングツール)を所持しているだけで逮捕されてしまうため。
ピッキング被害を減らす為に平成15年6月4日に成立したピッキング防止法(特殊開錠用具の所持の禁止等に関する法律)が、同年の9月1日に施行され、ピッキングの際に使用される道具を業者以外の者が持つことを禁止しています。罰則は1年以下の懲役、又は、50万以下の罰金とされており、この法律の制定により未然にピッキング開錠の被害を防ぐことができるようになりました。

この二つの理由から自分で鍵を開けるピッキング行為は素人ではすることができません。
しかし、泥棒などの悪い者はピッキング開錠の技術を手に入れやすくなったことを良い事に侵入行為を行ってきます。
ピッキング開錠の技術が広まっている現代では、防犯対策が必須となってきています。

ピッキング開錠から家を守るディンプルキー

空き巣から家を守るディンプルキー

家の玄関等の鍵がピンタンブラー錠やディスクシリンダー型、円筒錠などの場合はすぐにピッキング開錠で開ける事ができてしまう為、鍵の交換をおすすめします。

鍵交換をするならば、ピッキング耐性の高いディンプルキーやロータリー方式シリンダーキーがおすすめです。ディンプルキーはピンシリンダー等と比べると内部構造が複雑に出来ている上、ピンと言われる数が約3倍も多いのがディンプルキーの特徴です。ピンの数が多いほどピッキング困難になります。
ロータリー方式のシリンダーキーは鍵の両端がギザギザと山形になっているのが特徴であり、この形にシリンダー内部の構造が作られています。回転式ディスクシリンダーとロッキングバー方式が使われている為ピッキングに強い鍵となっています。


カバスターネオ
ピッキング開錠に動じないカバスターNeoがおすすめ!
鍵のプロがおすすめする鍵ナンバー1はKABA社のカバスターネオです。
スイスの銀行に採用される程防犯性の高さで有名なシリンダーです。2007年に発売され、10年以上経った今でもスイスの銀行に採用されるほどのピッキング耐性の高さが人気の秘訣です。
ピッキング耐性・鍵壊し耐性ともに10分以上、さらに鍵登録システムを採用しているので合鍵の複製も防止できます。
料金を確認 ご依頼はこちら 【受付】8:00~0:00
📞0120-790-873